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 9S<ナインエス>memories     【ライトノベル雑感】
2008/10/15 08:48

著:葉山透
電撃文庫

9Sシリーズの外伝です。
短編(中編)を3本収録。
以前に出た「ないんえす」はギャグ要素が強めで個人的にあんまり良い印象がなかったので、あまり期待せずに読み始めましたが思ったよりも悪くなかった。


「夏の日の空になりたい」
八代と由宇の出逢いの話。
二人の出逢いってほど大仰な話でもないですが、きっちりまとまってて悪くない。
八代はこの頃からあんな調子だったんですねぇ。


「Romantic holiday」
今度は闘真と麻耶の出逢いの話。
こっちは逆に二人の出逢い!ってくらい大仰な話だったかも。
幼少期の麻耶も可愛いいねぇ(爆死)
闘真は相変わらず。
でも、今よりも麻耶に対して優しさが見えたようにも思える。
それは多分鳴神尊を手にする前だからか。
結局のところ、そこが鍵になるんですよね……


「亜麻色の髪の娘」
全ての始まり。
峰島勇(次郎)と、真目不坐と、伊達真治と、真目蛟と、クレールの。
蛟とクレールの出逢いはお約束ながらも悪くない。
蛟っていい人だったんですよね……確か作中でもそういう評判だったし。
微妙に闘真と被る部分もあるし、こういう人だからこそ禍神の血を、鳴神尊を扱うことができたのか。
その後の自分の子供にクレールという名前を付けてあげよう、というあたりは切ない。
蛟もクレールも運命に翻弄された人生だったのね……

峰島勇に関してはまぁ新しい発見があるわけでもなく。
でも、イヴァノフとの会話は貴重かも。
まだ出番があんまりないからね……
本来ならこういう全ての始まりという話は、物語が完結してからの方がいいんですけどね(苦笑)
もしも本編が完結しないままだらだら続いてしまうと、始まりの価値が霧散してしまいますから。