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 ヴァルプルギスの後悔 Fire.1     【ライトノベル雑感】
2008/09/08 15:10

著:上遠野浩平
電撃文庫

霧間凪がメインというのは事前情報から知っていたけどもね。
これはもはや完全にブギーポップ最新刊じゃない?(苦笑)
少なくとも(一応の)本編最新刊である「沈黙ピラミッド」よりは本筋に近い、読み手が求めていた内容であるように思う。
「ビートのディシプリン」は最終的には本編の内容に繋がるけれども、途中まではあくまで別個の物語として進めていたのに対し。
こちらは最初から最後までブギーポップのメインストーリー(に近しい部分)を追っていたように思えます。
そもそも登場人物のうち、新規キャラの方が明らかに少ないし。
何でわざわざ別の物語としてやる必要があるのかイマイチ分からない。
本編で「今更こんな話やられても……」っていう蛇足的な話をやっておいて、こっちで本編の続きってどうなの~?

まぁ、ブギーポップが顔見せにしか出て来ないからこそ本編ではないのかもしれないけど。
(あくまで霧間凪の物語であると言うならば、ブギーポップは顔見せすら必要なかったんじゃないかという気もするけどね)
とりあえず、こっちでやりたいことは霧間凪ことヴァルプルギスと、冥加暦ことアルケスティスの魔女戦争のようで。
本編だと最重要人物と言われながら、最近は目立った活躍(動き)のなかった霧間凪に今更にスポットライトが当たるとは!
これもなんだかんだで最終的には「ビートのディシプリン」と同様に本編で繋がるのだと思うけど、ここまでの二人(特にアルケーの言動)を見てると、むしろ本編がいつかこっちに合流するんじゃないかとも思えてきます(爆死)
統和機構はどの程度この二人の情報を掴んでるのだろうかね~
でもって、この二人に対してどの程度対抗できるのだろうか(何)
今までは統和機構が全ての頂点というか、それを中心とした物語だったけど、その図式が崩れるかもしれないのは興味深い。

キャラ的には新規キャラはあんまりいなかったので、印象に残ったのは冥加暦=アルケスティスくらい?
トラス・サウスは巻頭のキャラ紹介に載ってるのに、登場した直後に”いなくなった”のは笑ったけど(爆死)
意外だったのはジィドかなぁ。
もう何度も登場してるけど、外見・能力・立ち位置と全てに目立ったところはないのに、いつも扱いが大きいというか。
そう見せてる、或いはそう見えてるだけなのかもしれないけど、フォルテッシモのような超越した力は全く感じさせないのに地味にあなどれないタイプか。
あとは釘斗博士が何をしようとしているのか、も今後のポイントか。
単に凪を裏切ろうとしているだけには思えないけど。

ともあれ、本編が無駄にだらだらしてる今、本編よりも楽しみな新本編ということになりそうです(爆死)
そう言えば、タイトルの「ヴァルプルギスの後悔」っていうのも意味深ですよね。
タイトルから連想される通りの結末を迎えるのかなぁ……