« 涼宮ハルヒの分裂 | メイン | 少女七竈と七人の可愛そうな大人 »
 れじみる。Junk     【ライトノベル雑感】
2008/07/19 23:55

著:藤原祐
電撃文庫

レジミルシリーズもついにラスト。
本編完結後の番外編はやりすぎるとアレですけど、ほんの少しなら個人的にはありだと思います。
以下、各感想。

「オープニング、エンディング、インターミッション」「ありがと、ばいばい。」
本編終了後のお話。
蜜は本当に恵まれたキャラだと改めて思うね……
殊子の死までは本人がそれに全く気付かずにいたから、ちょっと嫌な子にも見えてたけど。
まぁ、とりあえずこの結末自体には満足。
ネアはダメな大人ですが、それでも唯一の大人なんですよね。
全体をフォローしてた殊子がいなくなったことで、より明確にそういう立ち位置を目指そうとしているようにも見える。
(殊子も場合によっては余計に話をややこしくしてましたがw)

「ナンパX休日Xショッピング」
1巻より前の話。
ゆえに殊子が!
というだけで特に面白味はない話でした(爆死)

「ナース・アタック」
これも過去の、里緒メインの話。
悪くないんだけど……だけど、何でこんなに地味なんだろうか!
芹菜とか中途半端なレギュラーはどうでもいいけど、里緒はレギュラーキャラの中でダントツで印象が薄すぎるんだよねぇ。
悪い子じゃないんだけど。

「湯当たりクライシス」
同じく過去の、蜜&殊子メインの話。
今となっては懐かしい二人の掛け合いが何とも言えない気持ちに。
こういう不真面目さと、いざという時の真面目さの二面性が殊子の魅力なんですよね。

「レジンキャストミルク病棟/レジンキャストミルク喫茶」
電撃文庫公式海賊版冊子に収録されていた話なので……
一応ギャグっぽい感じですが……
コメント不能としか言いようがないかな(爆死)
文庫に収録されないよりはされて良かったのだろうけど、とりあえず面白くはなかったです。


デビュー作「ルナティック・ムーン」に続いて、このシリーズもきっちり完結。
最近の作家の中ではとても好印象な一人かも。
次の新作も執筆中みたいなので大変楽しみ。

キャラクターはそこまで個性的というわけでもないし。
設定もそこまで斬新なわけでもなく。
文章自体も取り立てて読みやすいというわけでもないけれど。
藤原さんの作品はどれもしっかりと創られているように思えます。
バランスが取れている、というのかな。
特にここが!という長所はないのだけど、確実に満足できる作品を書いてくれる作家は貴重ですね。