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 アンダカの怪造学Ⅶ Pandora OnlyOne 著:日日日     【ライトノベル雑感】
2007/10/01 21:19

アンダカの怪造学Ⅶ Pandora OnlyOne
「アンダカの怪造学Ⅶ Pandora OnlyOne」
角川スニーカー文庫。 (→amazon

第3部開始ということで、かなり物語が動いてきたという印象。
これはちょっと面白くなってきたかもしれない。

まず、初登場の虚界(アンダカ)の姫。
寂憐院の家の始祖という、色々と謎のあるキャラですが性格的にはこの作品では珍しいネガティブ思考。
普通ならウザったく感じるところですが、うるさすぎるキャラが多いためか、むしろ悪くないと思えてしまう、バランス的に(爆死)
ともあれ、今後は彼女がキーパーソンとなっていくんでしょうね。

伊依の仲間組は香美が山田魔夜と一緒に行動。
ていうか、魔夜は性格が180度反転してるような。
そんなに伊依の影響が大きかったのだろうかー?
遊はお約束の如く伊依を助けにいこうとして、途中であっさり変な人に捕まり監禁生活へ突入。
次回は出番がありそうですが、微妙にギャグ担当になりつつある気がしてならない。
個人的に好きなキャラなのでもっと活躍して欲しいのに。

舞弓は単独行動中。
これまでの流れからいって、かなり深い部分まで物語に関わっていそうだけど、どうにも最終決戦まであんまり出番ないかも。
まぁ、第3部で完結するという前提の話ですが。
そう言えば、勇者こと走馬燈処刑騎士(ナイトメアナイト)もまだまだ謎が多い。
アンダカの姫が出てきたことで何らかのアクションを起こしたりする可能性もなきにしにあらずだけど、そもそも姫を助けようとしていた目的も不明というか、目的があった上での行動だったのかも不明だし。

その姫と激流院潮静の関係も非常に興味深い。
それぞれ本人と複製がいるとすると、全部で4人。
個人的な予想を言えば、まず激流院潮静は複製、魔王は本人ではないかなーと。
逆だとすると、単なる複製の反旗というか、潮静の行動が一方的に正しいように思えてしまうし。
難しいのは姫の方。
簡単に考えると、アンダカに行ったのが複製で、こちらの世界に残ったのが本人ということになるんだろうけど。
ていうか、姫のためにアンダカの世界を創造したということになってるけど、事実だとするならとても人間とは思えない力を持っていたということになるのかね……

ともあれ、想像以上に面白い展開になりつつあって続きが大変楽しみ。
宇宙木も滅作を使って何やら企んでるみたいだしねぇ。
あと、爆川は完全に良い人キャラになったようで、もはや伊依側として見てもいいのかも。
今後の展開次第では怪造学会の不動あたりとは本気でぶつかる可能性もあったりしそう。

そしてラストの《虚無大公》が残したと思われる「血影を探せ」のメッセージ。
真子には分かりやすい役割が与えられそうだけど、さてどうなるのか。
《虚無大公》が伊依側につくと、魔王側としてはかなり厳しくなりそうだけど。
まぁ、現在の伊依+怪造学会vs魔王という構図も最後までこのままとは限らないし、まだ何とも言えないか。

あーあと、どうでもいいと言えばどうでもいいんだけど、たまに作中のイラストに違和感を覚えるのは自分だけですかね?
290ページの伊依とか。
パッと見、とても高校生には見えないんだけど……
なんだろうかね、たまに若々しさが感じられないイラストがあるのがどうにも気になってしまう今日この頃。