« レジンキャストミルク5 著:藤原祐 | メイン | 第31回エリザベス女王杯 »
 ムシウタbug4th.夢並ぶ箱船 著:岩井恭平     【ライトノベル雑感】
2006/11/08 06:15

ムシウタbug4th.夢並ぶ箱船
「ムシウタbug4th.夢並ぶ箱船」
角川スニーカー文庫。 (→amazon  →bk1

「ムシウタ」短編集の4冊目。
書き下ろし1本を含む4話収録なのは前回と変わらず。
とりあえず、全体的な印象としては霞王大活躍!
本編だと大きくスポット当たってないし、そんなに目立ってもいないんだけど、bugの彼女は凄い目立つね。
以下、簡単な感想。

13話「夢閉ざされる塔」
大助と西園寺恵那のデート中に特環から逃げ出した虫憑きに出会う話。
取り立ててこれといった出来事のない無難な内容でした……
強いて気になることと言えば、亜梨子が虫憑きに認定されたと知った時のハルキヨの動揺の理由くらいか。

14話「夢並ぶ箱舟」
虫憑きのオークションという話。
タイトルにもなってるわりに、これも話としてはわりと地味。
ただ、それでも物語は少しづつ進行しているようで。
花城摩理とハルキヨの関係というのが一つの鍵?
そしてその摩理の虫を宿した亜梨子と、かっこうが第2の鍵か……
そう言えば、ふと思ったんだけど、もしも亜梨子と利菜が出会ってたらどうなってただろうかね。

15話「夢守る魔法使い」
こちらも取り立てて目立ったところのない話。
って、今回そんなのばかり!
もうちょい大きく動いてくれないと、どうにも面白味に欠ける気がする。

16話「夢つなぐ温もり」
書き下ろし。
あんまり良い評判は聞かないけど、個人的にはかなり当たり。
うん、ムシウタの一番の魅力はこういう(地味だけど)魅力的なヒロインにこそあるね……
女なのに鍛冶師で虫憑きという特殊な立場のキャラみたいですけど、その信念の強さは歴代ヒロインに負けず劣らず。
本編では出番ないのかなぁ。
リタイアしたわけではないし、出てきてもよさそうなのに。
短編で登場するキャラは(亜梨子を除いて)どれも個性が弱くて、あんまり印象に残らないんだけど、彼女はちょっと別格かも。
本編のヒロインと比べても、個人的には遜色ないくらい魅力的に思えました。
ていうか、あのハルキヨに真っ向から対峙して生存してるって、かなり驚異的なことじゃないかね?(爆死)
戦いのためではなく、道具を作るために虫を使うというのも今までにない新鮮な話でした。