
「レジンキャストミルク5」
電撃文庫。 (→amazon →bk1)
少なからず予想していた展開の連続でした。
鴛野在亜の消滅、というか無限回廊(エターナル・アイドル)による在亜の再利用。
今までは晶の側にいる人間の中では唯一巻き込まれていなかった敷戸良司。
縋り付いていた日常からこれで完全に切り離されたって感じですかね。
前回のキャスト同士での共闘という時点で既に戻れないところまで行き着いてたという気もするけど。
とりあえず、比較的邪魔なのが森町芹菜?(爆死)
一度は晶を拒絶してるわけだしねぇ……
もうヒロイン面はできないはずなのに、煮え切らない晶と自己中心的な良司のせいで事態の中心にいるというのが何とも。
正直なところ、彼女にはイマイチ利用価値が感じられないんだけど、まだまだぷち三角関係(晶、硝子、芹菜)を続けるつもりなのか。
良司とは相対せざるをえないんだから、いっそ一緒に(以下略)
ていうか、良司は思った以上に酷かったね?
冒頭のエピローグからウザったらしいこと言ってたけど、こいつの自己中心的価値観は自分には目に余るものがあるよ。
自分の考えは絶対に正しいというその自信は一体どこから来るんだろう……
ぶっちゃけ、人としては無限回廊(エターナル・アイドル)の方がまだマシに思える。
ストーリー的には色々と佳境?
そう言えば、この作家は「ルナティック・ムーン」でも3巻くらいまでのんびり進行してたと思いきや、4巻で一気にクライマックスへの布石の準備を終えるという無茶苦茶なことしてますしね(苦笑)
何気にもう物語は終わりが近いのかも。
硝子の虚界渦(アンダーゲート)開放は思った通りの、いや、それ以上の凄まじさ。
流石に最強のキャストと言うだけのことはある。
『世界系(インスト)』を書き換えて「(存在し)なかったこと」にしてしまうというのは色んな意味で恐ろしすぎる。
しかし、未だに目的というか到達地点が不明瞭なのが気になりまくりです。
晶のお父さんの考えも謎だし。
そもそも、無限回廊(エターナル・アイドル)との関係すら明確ではないような。
晶側としては、こうなってもまだ日常の欠片を大事にしたいのか、その辺が鍵かね。
良司とも完全な離別を果たし、芹菜ではなく硝子を選んだ今となっては日常にそれほどの価値があるとは思えないんだけどね。
それでも捨てきれないものなのかもしれないけど。
次は発売予定表を見ると、12月に「れじみる」発売予定ということで、外伝(短編)でしょうね。
電撃のこの手の短編はコレクター要素が強くて、作品として面白いのが滅多にないけどこれはちょっとだけ期待。