うーん、2巻目にして早くも「普通に面白い」という感想しか出てこなくなってしまった。
面白くない作品に比べれば十二分に面白いんだからいいじゃない、という気もしますけど、絶賛できるような面白さじゃないんだよなぁ。
原因は幾つか考えられるけど、とりあえずは前回と同じ「生死をかけた一発逆転」になっちゃってる点かな……
まぁ、今回は自分のミス、甘さのせいで招いた事態で、その最悪の状況から脱却するための最後の手段であるから仕方ないのかもしれないけど。
個人的にはここまで大げさじゃない、地味な取引とかの方が読んでて面白いと思えてしまう。
これでもし、次も「ミスしたらそこで全て終わり」的なストーリーだったら、流石に萎えてしまいそう。
あとはホロの能力があまりにも便利すぎるというか。
城壁を飛び越えて街に入れるってそれは反則じゃない?(爆死)
それなら、別にあんな回りくどいことする必要なかったんじゃ……
そもそも、自分が招いた自らの危機を回避するために、他人(特に羊飼い)を巻き込むというのがイマイチ気に入らない。
自分の尻拭いに他人を巻き込むのは卑怯でしょう。
それと、商業組合のアレは、自分が商人という職業を分かっていない部分が多いから何とも言い難いんだけど、ああいうものなのかね?
ロレンスのことを息子とまで言っておいて、お金の問題になると何の手助けもできないっていうのは寂しすぎる気がする。
しかも、ロレンスの商人としての才覚は買ってるはずで、踏み倒される心配の少ない、一時的な借金の肩代わりすら不可能というのは……何とも世知辛い。
そういうものだと言われたら納得するしかないけど、こういう部分を見るとどうにも「お金」の黒さを実感してしまう。
お金の問題は、人と人との繋がり程度では何とかならないと言われてるような気がして。
もちろん良いところもいっぱいあるんだけどね、ロレンスとホロの軽快な会話とか。
ただこれも個人的にはもう一アクセント欲しいというか。
バランス的にもう一人仲間というか、旅の連れがいるといいんですけどね……
現状、ロレンス→ホロと、ホロ→ロレンスの2パターンしか会話の流れがないから。
これが3人になると一気に6パターンになるから、会話の幅が広がるんだけどねぇ。
やっぱり旅は3人からですよ(何)
二人旅はどうにも寂しい。
そんなわけで苦言ばかり書きましたが、好きか嫌いで言えば勿論好きな作品ですので、誤解なきよう(爆死)
行商という設定は非常に面白いだけに、別に毎回命かけなくても読者を楽しませることはできるはず。
そういう危機一髪からの生還というのをやりたいなら、行商云々はおまけ程度ってことになってしまうしね。
あとこれはあくまで個人的にですが、できれば恋愛要素っぽいものはこれ以上いれないで欲しいかな、とか。