« ラキアⅡ 著:周防ツカサ | メイン | 狼と香辛料 著:支倉凍砂 »
 空ノ鐘の響く惑星で11 著:渡瀬草一郎     【ライトノベル雑感】
2006/11/04 07:13

空ノ鐘の響く惑星で11
「空ノ鐘の響く惑星で11」
電撃文庫。 (→amazon  →bk1

既に折り返し地点どころか、クライマックス直前らしく、ちょっとだけびっくり。
何か、アルセイフでのごたごたが終わってから物凄い急展開ですよね……
それまではどちらかと言うと、少しストーリー展開が遅いくらいだったのに。
確かにあんまり長々と続けるのもどうかとは思うけど、折角こつこつと築いてきた物語が、終わるのはあっという間というのはちょっぴり寂しい気持ちです。

というか、次が最終巻にしてはまだまだやることがいっぱい残ってるような気がするのは自分だけ?
今回もリセリナ達の侵入失敗くらいしか大きな進展はなかったような……
これですぐにでも終わりにできるのだろうか?
なんだか、非常に勿体無い(終わり方をする)作品になってしまいそうで心配です。

ラストで、リセリナ世界に戻るにはフェリオ世界の滅亡という大きすぎる代償が必要っぽいということが分かり。
これでリセリナ達が元の世界に戻るという選択肢は完全に消えたのかな。
んーとなると、ジェラルドを何とか説得して、ラスボスはメビウスということになるのかねぇ。
それはそれでスケールが一気に萎んでしまったような感じだなぁ。
リセリナ世界へ行けないとなると、色んな(展開の)可能性が消滅してしまうだけにちょっと残念。
フェリオ、ウルク、リセリナの関係も相変わらず、という無難なオチが待ってそう。
いっそのこと、どっちか死んでくれれば盛り上がりそうなんだけど、絶対死なないよね。
やっぱりウルクの復帰が早すぎた気がする。
もうちょっとあの(記憶を失った)ままでも良かったんじゃないかねぇ。

結局のところ、アルセイフで戦をやりつつ、中で微妙な三角関係してる頃が一番面白かったかな。
もはやキャラが動いてるというより、キャラを(盤上で)動かしてるという感じがしてしまう。
要するに最初の頃に比べてキャラに魅力を感じづらくなったということなんだけども。
まぁ、序盤でキャラの魅力に関しては描ききってしまったということなのかもしれない。
だとしてもちょっとバランス悪い作品になってしまったかなー
面白いことは面白いんだけど、どきどきわくわくするような鮮烈な面白さが薄れていってしまった気がするのが個人的には非常に残念です。
最終巻には期待よりも不安の方が大きいみたい。