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 レジンキャストミルク4 著:藤原祐     【ライトノベル雑感】
2006/09/07 14:14

レジンキャストミルク4
「レジンキャストミルク4」
電撃文庫。 (→amazon  →bk1

上下巻構成の下巻……のわりにイマイチ盛り上がらず。
一番期待してた舞鶴蜜の活躍がさほどでもなかったせいかなー
ていうか、あまりにもあっさりと速見殊子が敵討ちというか復讐というか、蜜の借りを返してしまったために蜜自身はほとんど目立たなかったなぁ。
逆に殊子はこれ以上ないくらいに目立ってたというか、多分今回の話では2番目くらいに印象的でした。
1番は勿論、佐伯ネアね(爆死)
今回はシリアス度が高かったせいか余計にネアの何ともいえない性格が印象に残りまくった。
車のBGMとか最高。

前回、蜜を完膚なきまでに打ちのめした上野恭一は上に書いた通りで、あっさりと殊子に完敗。
まぁ、彼女の能力が規格外ということもあるんだろうけど、基本的にこの作品の敵役は実際に対立すると大抵あっさり負けるよね?(爆死)
無限回廊(エターナルアイドル)も本気出してないみたいだし、戦闘に緊張感が欠乏しすぎているような。
蜜vs別保教諭も何と言うか、無理にギリギリ感を出そうとしているように見えるというか……
蜜があそこまで生命の危機を賭けるに値する戦いではなかったような気もするんだけど。

ラストはこの作品らしからぬ、いやこの作者らしからぬハッピーエンドでちょっと予想外。
普通の作品・作者であれば、こういう流れでこの結末は予想通りで、無難なものだけど。
藤原祐という作者のこれまでの作品を見る限りにおいて、ここでこういうハッピーエンドをもってきたことに違和感が(爆死)
これはこれで嫌いじゃないんですけどね、ただあまりに「予想外」だったもので。

そんなこんなで期待してた内容とは大分違っていて、ちょっと拍子抜け。
悪くはないんだけど……
どうにも色々な設定だけが先行して、キャラとストーリーがそれに追いついてないような印象を受ける。
もっと、もっと面白くなるはずだと思うんだけどなぁ。
現時点では正直なところ、前作の「ルナティック・ムーン」の方が面白かったと言わざるを得ない。
特にあっちは多少無理矢理なところがあったとはいえ、5冊という限られた中できっちり描き切ってるだけに。
こっちは既に4巻目なのにイマイチ進展度が低いというか。
今後の展開に期待、ってところかね。