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 リリアとトレイズⅣ イクストーヴァの一番長い日<下> 著:時雨沢恵一     【ライトノベル雑感】
2006/08/18 14:49

リリアとトレイズⅣ イクストーヴァの一番長い日<下>
「リリアとトレイズⅣ イクストーヴァの一番長い日<下>」
電撃文庫。 (→amazon  →bk1

イクストーヴァ編、完結。
しかしこれは何とも微妙な……
悪い意味で予測通りすぎて何ともはや。

ていうか、1話(1・2巻)はアリソンに全て美味しいところをもっていかれ。
今度はヴィル(トラヴァス少佐)が同じように美味しいところを掻っ攫い。
アレかね、この作品はリリアとトレイズを前面に出す素振りを見せつつ、アリソンとヴィルが大活躍する物語ということ?(爆死)
まぁ、それならそれでそれもありかなーという気はしないでもないですけど。
少なくとも現時点ではこれは”リリアとトレイズの物語”ではないでしょ。
サブキャラの活躍はあくまで主役の活躍があってこそ生きるもので。
主役がそんなに活躍してないのに、サブキャラが大活躍じゃあ、誰のための物語なのやら。

一応、ラストだけはトレイズ(とリリア)に決着つけさせてますけど、それも何というか、必然性はないよね。
しかも、相手を打ち倒す決定打となってるのが、トラヴァス少佐の用意した強力な武器ってのがなぁ。
トレイズの技量だけで決着つけるというのも、それはそれで無理があるのかもしれないけど、それくらいやれてこその主人公でしょ!(苦笑)
オチに関しては悪くはないけど、どこかで見たような展開で新鮮味はない感じ。


そんなこんなで「リリアとトレイズ」ではなく「アリソンと、その子供達」にでも改題すべきだと提案しますよ(爆死)
ていうか、毎回毎回短編とかが掲載されてるということもあって、中身が異常に薄くない!?
一応これでシリーズ4冊目。
「アリソン」が4冊という限られた中で完璧な結末を用意したのに対して、こっちは同じ冊数使って、リリアとトレイズがちょっと仲良くなっただけ。

あとがき読む限り、そもそも作者自身が方向性を見失ってるというか、最初から見切り発車なのか?
結局、この作品では何を描きたいのかがあまりにも不明瞭すぎるような……
単純に少年と少女のドタバタ劇を書きたかっただけなのかな。
何だろうか、大ヒットしたゲームの続編みたいになってるよね(爆死)
名作のおこぼれを拾ってるだけで、この作品単体での魅力は今のところほとんどない。
リリアみたいなキャラは大好きなんですけどねー
それも母親(アリソン)あってこその魅力という風に見えてしまうのが何とも可哀想で、勿体無い。