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 9S<ないんえす?>SS 著:葉山透     【ライトノベル雑感】
2006/03/16 07:33

9S<ないんえす?>SS
「9S<ないんえす?>SS」
電撃文庫。 (→amazon  →bk1

知り合いのサイトで非常に興味深い評価をされてたので、気になってたわけですがー
個人的にはシャナの短編集「灼眼のシャナ0」と比べれば随分マシだと思います。
この手の短編(というか電撃hp掲載の奴)は大抵がお遊び企画的ノリの内容で、真面目に読むと地雷そのものだったりしますからねぇ。
あとがき見ると、作者はやたらと乗り気みたいですけど、正直自分はもうこういうのはいいんで(爆死)
こういう遊び、悪ふざけが許されるのは1回だけだと思うのでね。
あと、シリアス度の強い作品のキャラがギャグをやると必ず面白い!というのは作者の妄想(嗜好)でしょう。
そのシリアスさが好きな人は、全く逆の印象を抱くことがあるということを理解すべき。

内容に関して。
「峰島由宇、ただいま花嫁修業中!」
「峰島由宇、ただいま乙女の修行中!」

どうでもいい話の典型。
自分はこの手のギャップを特別楽しめる人でもないので、そう面白いわけでもなく。
かといってまぁ、酷評するほどのものでもない。
一言で言えばどうでもいい話でした。

内容はどうでも良かったんですけど、一つだけ全然良くないことがあって。
岸田博士のイラストはアレですか、何かの冗談?
扉絵の汗拭いてる頭の悪そうな禿親父は一体誰なのかねーと思ってたら、これが岸田博士ですか!
いやーなんていうか、これはないと思うよ……うん(苦笑)
どっかで見たことありそうな、個性という言葉からかけ離れたイラストじゃないですか。
これならずっとイラストなしのままの方が良かったなぁ。
これからは本編で岸田博士が出てきても、このおっさんが頭に思い浮かぶのかぁー
もうちょっとまともなイラストにならなかったのかねぇ。
敢えてこういうイラストにしたのであれば、それは致命的にセンスに欠けると思ふ。

「男の生き方、プライスレス」
一番まともな話。
或いは、唯一まともな話。
ありがちな話ですけど、個人的には嫌いじゃないです。
こういう話を4,5本集めて短編集にしてくれればいいのにね。
まぁ、昨今のラノベの読者層は↑のような話を求めているのかもしれないけど。
八代、萩原ともに本編でも好きなキャラなのでこの話は非常に楽しめました。
スターウォーズ関連の話は本気でどうでもいいと思いましたけど(爆死)

「Lady Steady Go!?」
一見まともな話なんだけど、やっぱり本編じゃない短編ってことを意識してるのか、ギャグ要素が多め。
本編の補完と思ってるみたいだけど、どうしても必要な話というわけでもなさそう。
まぁ、可もなく不可もなく。
アリシアもあきらも特に好きなキャラじゃないので印象薄し。

「由宇と麻耶、二人で花嫁修業中!」
最初の二つもそうですけど、文字だけだと面白さが伝わりづらいと思うのですよね、こういうのは。
どうせなら漫画でやっちゃえばいいのにーとか思う自分。
いっそのこと、こういう短編集の場合は全体の半分くらい漫画にしちゃえば画期的なんじゃないかね(爆死)
そういうのを求めてる人には案外ウケがいいかもしれませんよ。
自分はライトノベルも小説に含まれる以上、テキスト(だけ)で勝負すべきだと思いますがね。
最近のこの手の短編集は小説(作品)として評価すると、(あまりにも低レベルすぎて)点数がつけられないですからねー