
「銀盤カレイドスコープ Vol.6 ダブル・プログラム:A long,wrong time ago」
スーパーダッシュ文庫。 (→amazon →bk1)
読む前は今更すぎる至藤響子とドミニク・ミラーへスポットを当てた話だということでかなり微妙というか、正直どうでもいい話になってるんじゃないかと思ったわけですけど。
意外や意外。
確かにタズサがメインの銀盤という物語にとっては蛇足になりかねない内容なんですけど、これまで非常に印象が薄かった響子というキャラがここにきて美味しいキャラになったというか。
キャラクターの印象がかなり変わりましたね、良い意味で。
スケートを始めた動機云々とか、その後の経過とか。
比較的ありがちながらも、これまでは響子の背景はほとんど描かれてなかっただけに新鮮だったし。
何より、こういう背景を知ってから1・2巻を読み直すと、また違った面白さが味わえるのが素晴らしい。
ラストも、非常に良い感じでしたしねー
あそこでああいう再会があるとは思わなかったけど(苦笑)
逆に「あぁ、これはもうだめかもわからんね」という状況になったのがドミニク。
ラスト手前、もしかしたらようやく気付くのかなーと思ったら、盛大に勘違いを加速させていく様に失笑。
自分はもちろんフィギュアに限らず、この手のスポーツとかは経験が皆無なんで、理想論かもしれませんけど。
やっぱり、個人競技での最大のライバルは自分自身以外にありえないと思うんですよねー
タズサが悪魔だからとか意味不明な結論を出してしまい、結局自分とタズサとの比較から抜け出せない彼女にはもうメダルなんて120%手が届かないでしょう。
なんとも哀れ。
なんとも無様。
今回の話は響子とドミニクの二人が主役なわけですけど、ここまで二人の描写(状況)に差がつくとは思いませんでしたよ。
五輪ではドミニクはタズサどころか、響子にすら勝てないんじゃないでしょうかね……
これで次の7巻が更に楽しみになったわけですが。
予定は次が最終巻?
上下巻に分かれて8巻まで出る可能性もあるっぽいですけど。
とりあえず、銀盤という作品にどういう結末を用意してるのか楽しみですよ。
今回の話を見る限りでも、リアやガブリーとの実力差は明らかですからねぇ。
その二人を倒してタズサが金メダルというのはちょっと難しいというか、出来すぎというか、ご都合主義的ラストになってしまいそうなだけにどうなんでしょ。
ただ、先日の(リアル)トリノ五輪で日本の荒川選手が金メダルを獲得していたりするだけに、それが少しでも作品に影響を与えるとすれば、タズサ(日本)が金メダルという結末も実現不可能な未来ではないのかなー
そして、5巻の感想でも書きましたけど、ピートの存在をどうするのか。
ホントに7巻の発売が待ちきれないです。
そういや、5巻の感想で書いたことがドンピシャ大当たりでちょっと笑いました。
> 6巻でチョイ役として出て、それ以降は出番なしという可能性も高いけど(爆死)
キャンディの今後についての予想なわけですけど、やっぱり今思うと5巻はシリーズ物としての評価も、1冊の作品としての評価も微妙すぎるね!
キャンディはもういらない子っぽいので、7巻ではせめて名前が1回でも出てくればいい方かもしれない。
これで7巻でキャンディ大活躍だったら、海原零氏は神!って言ってもいい(爆死)