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 狂乱家族日記 弐さつめ 著:日日日     【ライトノベル雑感】
2005/10/22 09:28

狂乱家族日記 弐さつめ
「狂乱家族日記 弐さつめ」
ファミ通文庫。 (→amazon  →bk1

シリーズ2冊目。
相変らずなキャラが、相変らずな騒乱で、相変らずなストーリー(爆死)
悪い言い方をすればこんな感じですけど、良い言い方をすれば非常に王道。
これでもかというくらいに王道で、やっぱり日日日氏の他の作品と比べるとこの作品だけ読んだ後に感じられるベクトル(方向性)が全然違う気がする。

1巻は優歌がメインな話だったので、2巻はどうなるのかなと思っていたら。
予想外に今回もメインは優歌でした(爆死)<正確には優歌と雹霞
実際は他の家族の話も平行して進めてる感じだったりするんだけども。
2巻が終わった時点でほとんど話に絡んでないのは帝架くらい?
それにまぁ、真実にメインと言えるのはなんだかんだ言って主人公の凰火(父親)と凶華(母親)の二人なんですけどね……

とりあえず、現時点でも色々と微妙な部分はあるものの、家族モノ、とたばた騒ぎモノとしては自分は最高クラスに評価してます。
「家族の絆ってあんなにあっさり形成されちゃうのか? 葛藤とかそういう負の部分の描写は!?」というメールが来てて「なるほど、確かに」と思ったのですけど。
2巻を読むと、その辺も「一応は」理由付けされてるっぽいですし。
つまるところ、「家族計画」などと比べて家族形成の過程と目的が全く異なるわけなんですよね。
乱崎家は早い話、個人の意見などを全て無視した上で、仲の良い家族を形成することを義務付けられてスタートしてるので。
いきなり他人と家族になれと言われて困惑や少なからず拒絶のようなものがあったとしても、それを表に出せない出しちゃいけないような状況だったと。
だから、1巻だけ読むと安易に形成された家族という印象になるのも仕方ない。
それは単純に日日日氏の描写不足かもしれないし、或いはシリーズ化が前提なのだから1巻で詳細に細々と説明する必要はないと思ったのかもしれない。

それ以外に細かな部分で気になったのは死神三番
1巻でも名前だけ出てきたキャラですけど、まさか女の子だったとは(爆死)
しかも、妙な名前だなーと思いつつも西尾維新系のネーミングセンスな日日日氏だから別に不自然というわけでもないか……と思ってたら実は名前というよりもコードネームみたいなものだったり。
千匹の怪物を殺戮することにより得られる大日本帝国の勲章名で、この称号を得たのは彼女を含めて3人だけ。
死神の称号を得た3人目、だから死神三番と。
喋り方とかもそうだけど、非常に美味しいキャラだと思うので今後の活躍に期待(何)

それともう1点、ラストのオチ。
ストレートに受け止めると、そういうこと(月香が閻禍(えんか)の子供だという風)に取れそうだけど、流石にそこまで分かりやすい話でもないはず……多分(苦笑)
でもまぁ、これまでは全くストーリーに絡まなかったというか、絡みようがなかった月香がこうやって絡んでくるのは意外でもあり、よくよく考えると別に彼女は家族の中のマスコットというわけじゃなくて、れっきとした家族の一員であるのだからある意味自然な展開なのかも。
まぁ、見た目は相変らずクラゲなんですけども(爆死)