
「狂乱家族日記 壱さつめ」
ファミ通文庫。 (→amazon →bk1)
日日日氏の4作品目。
ほぼ同時発売?な「アンダカの怪造学」は2巻以降がまだ発売されてないのに対して、こっちは既に3巻まで発売中。
書きやすいのか、それとも単に力を入れてるということなのか。
なんにしろ、現時点では唯一の日日日氏の(2巻以降が出ている)シリーズ作品。
周りの評判を聞く限り、日日日氏の作品の中では一番可もなく不可もなくという作品なのかな?と思ってましたけど、半分当たり、半分外れでした。
確かに客観的に見ると、際立った特徴もなく、ちょっと平凡な作品かなーとも思えますが。
個人的にはクリティカルヒット。
日日日作品の中では「ちーちゃんは悠久の向こう」に次ぐくらいにヒット。
基本的には「家族計画」(D.O.)だと思うんですよね。
血縁関係もない、見ず知らずだった他人同士が擬似家族を形成して~云々のあたりは。
で、その家族内(外)で問題が起こったりして、それを解決しながらてんやわんやってのが流れなわけで、その点だけ見ると平凡なんですけど。
個人的には家族のメンバーの人選が絶妙。
「家族計画」との最大の違いがそこだと思うのですけど。
あっちはエロゲという枷のために主人公と父親役以外は全員女の子という偏りまくったことになってましたけど、こっちは父親(主人公)・母親・女1・男1・動物1・機械1・未知生物1という構成になっていて、これだけで自分としてはやられたなぁ、と。
別に偏った構成が悪いとは言わないけど、この異常なバランスでもってしっかりと物語が動いてるところを見るとエロゲということで自ら縛りをつけてしまっているのは勿体無いなぁ、と思ったりも。
ていうか、個人的に家族ネタやるならあんまり恋愛要素は出して欲しくないんですよ(何)
内容的にも至極王道な家族モノで好印象。
家族モノというとラノベでも「神様家族」やら「吉永さん家のガーゴイル」やら幾つかあると思うんですけど、前者はどうにも恋愛色が強いし、後者は主人公の兄妹とガーゴイルが主役で他の家族はサブ扱いだし。
家族全員が主役という家族モノは意外と珍しい気がします。
ストーリーはギャグ9割、シリアス1割という感じで。
まぁ、ギャグ寄りな作品です。
後半がシリアス目になるのもよくある展開ですし、意外性とかそういうのはないんだけど、非常に安定してる感じで自分は嫌いじゃない。
なんだかんだでキャラが全員魅力的なのもポイント。
特にお気に入りは最強の陸戦型生物兵器「黒の13番」こと、乱崎雹霞(みだれざきひょうか)。
こういう哲学的なキャラは大好きですよ(爆死)
あと、ライオンの帝架(ていか)と、未確認生物で見た目はクラゲの月香(げっか)も素敵。
って、人外ばっかですね!
よく考えると、この時点で「家族計画」と比べるのは無茶がある気がしてきました(爆死)
ちなみに、月香以外は人語で喋れます(何)
そんなこんなで、自分の中ではかなり評価高いです。
あくまで自分の評価、ですけどね。
他の人が凡作と評価しようが、自分の中では名作認定受ける資格があると思ってます。
(シリーズモノの1巻が良かったからと言って即名作とは言えないけども)