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 GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神- 著:桜庭一樹     【ライトノベル雑感】
2005/10/17 07:38

GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神-
「GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神-」
富士見ミステリー文庫。 (→amazon  →bk1

「GOSICK」シリーズ最新刊にして、初の短編集。
季刊誌ファンタジアバトルロイヤルにて連載中の短編をまとめたものですが。
実際には一つに繋がってるので、短編を集めて一つの長編になってる感じ。
よくある短編集にありがちな本編とは直接関係ないギャグモノではなく、あくまで本編を補完する内容になってます。
具体的には1巻の直前、久城一弥とヴィクトリカの出逢いの物語が描かれてます。
あとがきを読むと、次の短編集(GOSICKsの2巻)は長編の4巻と5巻の間の話らしいので、こういう風に補完しながら進めていくのは面白いやり方だなぁ、と。
ただまぁ、季刊誌での連載なだけに、次の短編集が出るのは来年の秋~冬ぐらいになりそうなのが何とも(苦笑)

内容に関しては短編というよりも、普通に長編の一つとして読めるのでまぁ、相変らずかな(爆死)
ヴィクトリカとは出逢った直後ということで、長編の最新刊あたりと比べると微妙に余所余所しいというか、久城とヴィクトリカのやり取りがまだ他人行儀っぽい感じがしますけど、まぁそれも当然。
ストーリーに関しては……イマイチ盛り上がりに欠けると言わざるを得ないのはやっぱり一話完結の短編形式をとってるからなのかなぁ。
毎回ちょっとした謎が出てきてそれをヴィクトリカが解決するという図式は変わらないし、短編だとどうしてもトリックの設置に割ける時間が限られてるから長編以上にミステリ部分が微妙に感じられてしまう罠。
この作品は如何にヴィクトリカに萌えるかが重要なわけですけど、この時点だとあんまりヴィクトリカの魅力も描き切れてないし。
あくまで長編を補完する物語と割り切ってしまえば十分な内容ですけど、これだけで評価するとなると何とも言い難いかもしれない。

とりあえず。
イラストに関しては文句のつけようがない素晴らしい仕上がりになってるので、それ目当てで買ってる人なら満足できるかと(爆死)