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 Dクラッカーズ・ショート 欠片─piece─ 著:あざの耕平     【ライトノベル雑感】
2005/09/28 10:30

Dクラッカーズ・ショート 欠片─piece─
「Dクラッカーズ・ショート 欠片─piece─」
富士見ミステリー文庫。 (→amazon  →bk1

読み終わったの、いつでしたかね?<自問自答
7-2巻の感想が4月26日にアップしてあるので、おそらく4月中には読み終わってたっぽい……
いくらなんでも放置しすぎです。
流石に内容も記憶から抜け落ちてるので、読み返しながら簡単に。
ちなみに、例のごとく今年も年末か年明けにやる予定の「2005年ライトノベル個人的ベスト10」ですが。
2005年に1巻を読んだことがランク入りの条件なので、この作品もばっちり満たしてるわけで。
ぶっちゃけ、現時点で今年のNo.1候補です。
今年も残りあと3ヶ月、よほどの作品が出てこない限り、1位の座は揺るがないかな、と。

中身の話に入りますか。
収録されてるのは短編が7つ。
主人公(視点)が話ごとに変わるので、なんていうか、本当に番外編って感じ。
とりあえず、各話の感想とか。

手紙─a day─
明らかに本編の間隙を埋めるエピソードでした。
本編読み終わってからじゃなくて、刊行順に読んだ方がいいと言われたのはこういうのがあるからなのか。
まぁ、後から読んだら面白くないというわけでもなく。
短編とも言えない程度のボリュームなんで別に読まなくてもいいぐらいなんだけど。
順番に読んでればちょっと面白かったかな?と、そんな感じです。

狩猟─hunt─
組織に人間から追われる水原を景が助ける話。
追っ手を良い感じに返り討ちにします。
最も印象的なのは、ラスト。
何十回と繰り返しジェットコースターに乗った景が水原に言った台詞。
「僕だって好きでこんな酔狂なもんに乗るか。さんざん鍛えられた結果だ」
残念ながら、梓と景が遊園地へと行く過去話は存在しないようですが、この台詞だけでお腹いっぱいになれそうなくらい色々と想像できますな。

炎踊─flame─
唯一書き下ろしではなく、ドラゴンマガジンに掲載された短編。
今回収録されてる中では一番ボリュームありますね。
内容はこれまた本編の途中で起こったエピソード。
このくらいのボリュームなら無理やり本編にねじ込むことも出来たようにも思うけど。
見所は何と言っても、カプセルの効果を得るために、景が無理やり梓に(以下略)な部分ですか!
強引な景ちゃんも素敵です……

休日─holiday─
水原と千絵の休日な話。<タイトルぱくっただけですか
まぁ、それ以外に解説のしようもなく。
オチも含めて、うん、いかにもそれっぽい話ということで(何)

逃走─runaway─
景がまだ水原と出会う前の悪魔戦とか。
そして、甲斐氷太がまだ見ぬ「物部景」という人物に興味を抱いたエピソード。
景の優しさとかが出てて非常にナイスな感じです(謎)
まぁ、これに限らず短編ということで物足りなさはどうしても残るんだけど。

序曲─prelude─
序曲、プレリュードとタイトルが付けられているだけあって、非常に面白い話。
時系列的には1巻が始まる直前からその終盤までをバールの視点から描いてると。
梓の中に”彼女”がいた理由とかが詳細に描かれてるので、これも時期的に刊行順に読んだ方が良かったんだろうなぁ(苦笑)

台風─storm─
景と梓の子供の頃の話。
それだけで全ての解説になってるようなものですけど、これは4巻の後に読んでたら結構意外な印象を受けそう。
確か、4巻の時点では梓が過去に景に”何を”したのかって明確には明かされてなかったはずだし。
先にこれ読んでると、5巻の告白(愛のではなく)シーンの印象が変わりそう。
オチはなんつーか、そうくるかぁ(苦笑)
各話ごとに時間も場所も視点も全く違う短編の中でこういった繋がりがあるのは面白いねぇ。