
「シャンク!! ザ・レイトストーリー Vol.2」
角川スニーカー文庫。 (→amazon →bk1)
秋田禎信氏最大の汚点という印象しか残らなかった「シャンク」シリーズの2巻。
中途半端な個性のキャラが、中途半端に騒いだりして、中途半端な物語が紡がれる……1巻の印象はシリーズ物の1巻としては最低と言っても言い出来でした。
正直なところ、秋田信者の自分としてはこれが秋田氏の作品だとは信じたくないとすら思ってて、2巻も購入するかどうか散々迷いましたが。
限りなく可能性は低いけれど、2巻以降で面白くなくかもしれないという密やかな期待と共に読み始めたところ。
終盤まではかなり微妙でした。
えぇ、そりゃもう「こりゃ最低レベルのラノベだな……」というくらい致命的に面白くない。
全体的な雰囲気としては「魔術師オーフェン」の無謀編なわけですけど、キャラに個性がないというだけで180度印象が変わるのには素でびっくり。
で、「これはもう秋田氏の黒歴史確定だな……」と思いかけたところで、ささやかな反撃が!
最後に収録されてる話だけが、これまでのあんまり面白くないドタバタ劇じゃなくて、主人公の過去の話がメインになってるんですけど、それが何というか、「うわーーーーそうくるのかーーー!」って感じでちょっとテンションアップ(謎)
師匠だった人を殺すことになってしまうって、それってチャイルドマン!?
主人公はある館の主に仕えてるって、それって最接近領の領主!?
その主を救う方法を探して旅してるって、それってアザリー!?
ってな感じで、まぁ、ぶっちゃけ、全部自分の妄想なんですけどね!(爆死)
狙ってやってるんだろうけど、色んな妄想が頭をよぎりまくりで楽しめたので自分としてはこれはありです。
そんなわけで、自分のような「オーフェン」信者でもない限りはスルー推奨。
地雷というほどでもないのかもしれないけど、ストーリーに面白味を感じられない上に、キャラが全然魅力的じゃないのが痛いなぁ。
一応主人公の目的も明確にされたし、今後シリアスな方向に話が進むのであれば、それなりに面白くなりそうな気もするけど。