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 シュプルのおはなし2 著:雨宮諒     【ライトノベル雑感】
2004/10/02 08:17

「シュプルのおはなし2 Grandpa’s Treasure Box」
電撃文庫。

この作品、自分が巡回してる範囲で読んでる人をほとんど見たことないんだけど。
どのくらい売れてるんでしょうかね……
こういう言い方はアレかもしれないけど、電撃文庫じゃなかったら続刊が出てなかったのではないだろうか?(爆死)
いや、全然面白くないわけじゃないんですけどね!

とりあえず、全く知らない人が多そうなので簡単に解説。
主人公は小学生くらいの男の子(シュプル)で。
毎回、適当なガラクタから童話的な話を創りだして、それを(シュプルの)おじいちゃんに聞かせるというスタイルで。
1話完結という構造を上手く利用してる作品ですね。
基本的にその話の内容が次の話に繋がることはないので、シリーズものとはいえ、2巻から読んでも何ら問題ないあたり「キノの旅」あたりと似てるかも。
雰囲気とかは全然違いますけど。

で、肝心の話なんですけど。
どれも悪くないというか、良いか悪いかの2択で言えば確実に良いんですけど。
良い・普通・悪いの3択だったら、確実に「普通」だなぁ、という(爆死)
せめて3つ4つ入ってる話の中で一つくらい「すげー面白い!」と思えるのがあれば、印象もがらりと変わる気がするんですけどね。

文章はかなり読みやすい部類に入るので、暇潰しには最適かな。
シュプルが創り出す話の中に出てくる登場人物は個性的で面白いキャラが多いのに、実際のシュプルがいる世界の方があまりにも平々凡々としすぎてて、どうにも馴染めない部分があったり。
こういうスタイルを取ってることによるメリットよりもデメリットの方が多い気がしないでもない。
というか、ムルカ(シュプルの創り出す話に毎回登場するカッコいいキャラ)とシュプル(シュプルの創り出す話の主人公は毎回自分自身)の二人の冒険劇的なストーリーにしてしまった方が分かりやすくて人気出そうな気がするんですけどね。

基本的にやってることは1巻と同じなんですけど、個人的に続刊した以上は1巻と同じことをやっても仕方ないと思うので評価は低め。
同じ天秤で面白さを比較すれば1巻の時とほぼ同じくらいだと思います。