「バッカーノ! The Rolling Bootlegs」
電撃文庫。
2003年の電撃ゲーム小説大賞の金賞受賞作。
19世紀のアメリカが舞台。
カモッラという裏組織(≒マフィアのようなもの)がお話の中心。
特定の主人公を定めずに、ある意味、登場人物全員が主人公であるような書き方。
良い意味でも悪い意味でも、非常に映画チックでした。
「登場人物が多すぎて全てのキャラを処理しきれてない」みたいな意見も見かけたけど、自分としてはそんなに感じませんでしたね。
ただ、特定の主人公がいないせいで何を描きたかったのが曖昧になってるのがマイナス。
エンターテイメント作品として「読んで面白い」ということをテーマにしているのなら、それは成功してるんだろうけど。
ただまぁ、わりとそれだけな(読んでる間だけ面白いという)印象が強い。
小説というジャンルでこういう映画的などたばたエンターテイメントを書くのはとても難しいことだと思うわけで。
新人のデビュー作としては十分及第点?
周りの評判を聞く限り、2・3巻は更に面白くなってるという話ですし。
文章的には良い意味で普通。
特に癖があるわけでもないので、比較的読みやすかったです。
ストーリー構成も何度も視点が切り替わるけど、それほど混乱しなかったですし。
結論、普通に面白い作品。
「普通に」って付いてる時点で、そういう評価だと思ってください(爆死)
もちろん、面白くないって言ってるわけじゃないですけどね。