「銀盤カレイドスコープVol.3 ペア・プログラム:So shy too‐too princess」
スーパーダッシュ文庫。
悪くない……というか、普通に面白い。
けど、どうしても1巻(や2巻)のインパクトと比べてしまうと、見劣りしてしまう。
元々、2巻で完結してた物語の続編ってことで、導入部はどうなるのかと思いましたが、その点は特に問題なく。
思ってたよりもすんなり3巻の話に入っていけた感じ。
ただ、正直言って、序盤はかなり微妙でした。
タズサの性格は分かってたつもりだけど、3巻の序盤はどうなのかなぁ。
1・2巻でもマスコミ相手に色々と騒動があったけど、基本的にはタズサの側以上に相手側の非であることが多かったわけで。
それに対して、今回の序盤のタズサの態度はお世辞に共感できるとは言い難いもので。
ぶっちゃけ、読んでてイライラしましたし。
中盤以降はそんなこと感じませんでしたけどね。
ラストは無難。
2巻の終わり方が綺麗すぎたこともあって、今回はかなりあっさりしてます。
4巻の執筆も決定してるみたいだけど、やっぱり個人的には2巻で終わらせておくのがベストだった気がしないでもない。
面白いことは認めるけど、それはあくまで1・2巻の出来が素晴らしかったことと、3巻がその延長線上にあるからで。
3巻単体で読むと、ちょっとだけ面白い作品としか思えない。
評価は80点ぐらいかなぁ。(1巻は95点、2巻は90点)
やっぱり、前2作と比べると、物足りない印象が強し。
今思うと、ピートの存在は思ってた以上に大きかったのかも。
今回の話ではオスカーが彼の代役っぽい位置づけだけど、ピートほどの存在感は感じなかったしなぁ。
1・2巻はタズサとピートの話であるのに対して、3巻はタズサ一人の話になっちゃってる気がします。
ペアが題材なのに、オスカーはおまけ的な印象が最後まで残ってて。
リアとの絡みは興味深かったので、シングルに戻るであろう4巻には期待。