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 E.G.コンバット2nd 著:秋山瑞人     【ライトノベル雑感】
2004/01/26 09:38

卒論の締め切りが近いため、普通の更新が無理っぽいです。
なので、少しの間、特別企画。<単にお茶を濁してるだけとも言う
去年以前に書いたライトノベルの感想の中から、自分の評価が特に高い奴を再掲載。
要するに、去年以前もこのサイト見てくれてた人には一度見た文章なわけですが(爆死)

第1回「E.G.コンバット 2nd」 著:秋山瑞人
電撃文庫。
2003年3月17日の日記より。
個人的に最も評価の高いライトノベル。
秋山瑞人氏の代表作は自分の中ではこの作品以外はありえない。


もうね、秋山瑞人は神!
としか言い様がない出来なわけですよ。
というか、そこで終わらせますか!?
次の巻の出だしが滅茶苦茶気になります……
そして、未だに完結編と言われている4巻が発売されてないという事実が更に気になります。
3巻読んじゃったら、絶対すぐに続きを読みたくて仕方なくなると思うし。
……とか言いつつ、2巻の続きも気になるわけで、さくっと3巻を取り寄せ注文。

で、一応2巻の感想。
とりあえず、読者(と登場人物)の気持ちの落し方(?)が絶妙。
絶望的状況の中で、一筋の希望の光を見せて、それが消えた瞬間に味わう深い絶望が、なんというか……。
とにかく終盤ですよね、この巻は。
絶望的状況→
その状況を打破する為の最善の策を実行→
最大限の犠牲を払いながらも、何とか5人全員無事→
助かったと思ったのも束の間、更に最悪の状況に→
それでも、何とか生き残るためのギリギリの作戦を実行→
これでも助からない!?→
全てを理解していた一人のキャラのおかげでそのキャラを除く全員が生還。

のあたりが凄すぎる。
あまりの凄まじさに後半を読んでる間、ずっと鳥肌立ちっぱなし。

あとは、レギュラーキャラではない脇役が非常に良い味出してたのも好印象。
キスカ分隊長とか。<って女の人ですよね?と確認をとっておくw
彼女をはじめ、部隊の隊員たち全員がかっこ良すぎ。
特に、隊員の一人が自分たちを助けるために犠牲になった時にも、
「振り返るでない!! 全速で前身せよ!! 行くのだ!!」で。
しかも、ようやくエレベータ(=脱出口)に辿り着いたと思った瞬間、敵の大群が一気にやってきて。
そこで彼女が最期に言った一言があまりにも印象的すぎて……
ぶっちゃけ、キスカなんてのは、この巻で、しかも後半になってから初めて登場したような典型的脇役キャラなわけで。
そういうキャラの死をこれだけ印象深いものにできるのは、ホント、凄いという言葉しか思いつかない。

で、これでようやく助かったと思った矢先に更なる最悪の事態になったりするあたり、普段ダークな展開や痛い展開が好きな自分ですら、あまりの痛みにこれ以上読めないかも、ってな感じになったり。
とりあえず、自分の中では完全に「イリヤの空」を超えました。
「秋山瑞人氏の代表作は?」って聞かれたら、「E.G.コンバットだ」って即答すると思います。

とにかく、3巻が届くのが非常の楽しみであると同時に、非常に不安だったりする。
もはやこれ以上最悪の状況というのは考えられないけれど、それでも、この人なら自分の想像もつかないような状況を作り出してしまいそうで……