電撃文庫。
夏が終わった……
まぁ、読んだ人全員が同じこと思ってるでしょうけど(苦笑)
発売日直後で、まだ読んでない人も多いと思うのでネタバレなしで少しだけ。
「イリヤの空」という物語の終わりとしてはこれで良かったんだろう……という気はするものの……個人的にちょっと不満点が多かったです。
それはやっぱり読む前の期待が大きすぎたせいもあるんだろうけど。
良くも悪くも、展開が簡単に予想できるものだったのが何とも。
「イリヤの空」だけしか、秋山氏の作品を読んだことない人からすれば、十分過酷過ぎる内容なのかもしれない。
でも、「E.G.コンバット」や「猫の地球儀」で秋山氏の作品に触れたことのある人からすれば、これくらい予想の範囲内で。
「秋山氏ならこれくらいやってくれるはず」という風に思って読んでると、ホントにその予想の範疇内で。
秋山氏の一番の魅力である「読者の想像を越える展開」にまで至らなかったのが残念。
この作品以外に秋山瑞人氏の作品を読んだことのある人の感想を見ると、普通~不満な意見が多くて、絶賛してる人はあんまり見かけないんだよね。
勿論、この作品が一番好きって言ってる人も確かにいるんだけど。
でも、自分としてはちょっと期待ハズレでした。
特に、浅羽と伊里野、二人の、二人だけの物語として描かれてしまっているのが何とも……
折角、水前寺のような色んな意味で美味しいキャラがいるのに、そのキャラが全く活かされてないのが勿体無い。
「E.G.コンバット」では単なる脇役キャラの死をアレだけ劇的なものとして描けたんだから。
水前寺をもっと本編に絡ませられれば、更に面白くなったのに。
話は変わりますけど。
一つ邪推すると、「E.G.コンバット」って、出さないんじゃなくて、出せないんじゃないかなぁ、と。
ぶっちゃけ、「イリヤの空」以上に、「E.G.コンバット」の4巻への期待は高い気がするし……
その期待に答える(読み手の想像を越える)だけのものが、現時点では書けないんじゃないかなーとか。
まぁ、完全に勝手な憶測ですけどねぇ。
これで「イリヤの空」は完結したわけですが、全体を通してみれば非常に面白い作品だったと思います。
作品全体を通しての評価は、E.G.コンバット>>猫の地球儀>>イリヤの空=鉄コミュニケーションって感じ。
やはり、自分の中ではベストオブ秋山瑞人は「E.G.コンバット」以外には考えられません。