骨再生治療PRGFで歯周病で失われた骨を復活

現在、医療の分野には失われた組織や器官を再生させる治療があります。
PRGFと呼ばれており、この再生治療では身体にメスを入れる外科的治療は行わず、採血した自分の血液によって組織を再生することが可能です。
現在、治療美容医療や整形外科分野でも応用されており、特にスポーツ医科の分野における応用が話題を集めています。
PRGFはPlasma(血漿)、Rich(豊富)、Growth(成長・増殖)、Factors(複数の因子)の頭文字をとって命名されており、様々な成長・増殖因子を多く含んでいる血漿を意味します。
歯科の分野においては歯槽骨や顎骨、その周囲の軟組織を再生する方法として導入されており、再生治療に使われる最も有力な手段として捉えられています。

歯のトラブルでは歯周炎で骨が溶けてしまったり、虫歯の進行で根の周囲に膿が溜まり骨が大きく減ってしまうことがあります。
この場合、入れ歯を入れても不安定なためによく噛むことができなくなり、また、歯が抜けて歯槽骨が減ることで老け顔にもなってしまいます。
このような症状に再生治療は有効であり、取り入れることで従来できなかった治療が可能となります。

PRGFでは成長因子の活性化がカギを握ります。
治療は採血、分離、活性化、使用の順で行われ、PRGFの採集には専用のシステムが用いられます。
システムは血液からPRGFと自家組織フィブリンのみを取得できるように作られており、血液は患者自身から採血をします。
採血量は20cc~40cc程度であり、量としては血液検査における採血程度になります。
次に、一定の条件に設定した遠心分離機に8分程度かけられ、分離されることで血液は赤血球、白血球、血漿に分かれます。
さらに血漿は血小板数と成長因子の濃度によって3層に分かれ、3層のうち、白血球層のすぐ上の部分にある血小板成長因子を多量に含んでいる部分がPRGFとなります。
一方、この段階では血小板が活性化されていないために成長因子は放出されず、分泌させるためにアクチベーターと呼ばれる装置を用いて血小板の活性化が行われます。

PRGFは恒温槽で固まったものを形成して使用します。
施術後は骨や組織の修復・再生に重要な役割を果たす多数のタンパク質や成長因子を放出することになり、幹細胞の分裂や骨基質形成、コラーゲン形成などによって再生が促進されます。
PRGFの留意点としては感染防止があります。
病気などで抵抗力が低下している場合には注意が必要になり、特に糖尿病が進行している場合には感染しやすいために組織の再生が難しくなります。

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